1日の未実行が複数日に増幅して広がる様子をポップアート風に描いた英語学習の心理イラスト

We suffer more often in imagination than in reality.
— Seneca(古代ローマ時代の哲学者・政治家・劇作家)

「私たちは現実よりも想像の中で苦しむことの方が多い。」

テーマ:英語が止まるのは“できなかった日”ではない

今回はこのテーマについて話します。

Libです。

英語が止まる瞬間は、できなかった日ではありません。

その翌日です。

できなかった日。

例えば、「今日は残業で無理だった」

これだけなら問題ありません。

事実は、1日できなかった。

それだけです。

でも翌日、こうなります。

「昨日できなかった」
「また続かなかった」
「自分は三日坊主だ」
「何をやっても続かない」
「だから英語も向いていない」

ここで話が変わります。

行動”の問題が、“性格”の問題にすり替わる。

これが止まる本当の原因です。

1日は、365日のうちの何%か

1年は365日です。

1日できなかった。

365分の1。

割合にすると、
1 ÷ 365 = 0.0027

約0.27%。

たった0.27%の出来事を、「自分は続かない人間だ」と拡大解釈している。

問題は英語ではありません。

解釈です。

自己嫌悪が時間を奪う構造

仮に月3日できなかったとします。

3日 × 12ヶ月 = 36日

36日は想定内。

でも自己嫌悪が入るとこうなります。

できなかった日 → 1日
落ち込む日 → 1日
再開できない日 → 1日

1回の未実行で3日ロス。

月3回起きると、

3日 × 3回 = 9日ロス

9日 × 12ヶ月 = 108日

年間108日止まる可能性。

本当は36日だけだった。

でも思考が72日分増やす。

これが“止まる”正体です。

2時間型が崩れやすい理由

「毎日2時間やる」と決める。

2時間 × 7日 = 14時間/週
14時間 × 4週 = 56時間/月

数字は立派です。

でも1日ゼロになると、「今日は0時間」


0という数字は強烈です。

0を見ると、脳はこう判断します。

「崩れた」

そして0が怖くなり次の日も机に向かいにくくなる。

2時間 × 0日 = 0時間

ここで完全停止。

能力ではありません。

0か100かの設計です。

実例:29歳・社会人女性

29歳の女性。

目標は「海外旅行で困らない会話」。

最初の2週間は順調。

でもある日、帰宅が遅くなりゼロ。

事実は1日できなかっただけ。

でも翌日、

「昨日できなかったし今日はもういいかな」

さらに翌日、

「どうせ続かないし」

3日止まりました。

ここで一緒に整理しました。

1日できなかった。

それは事実。

でも3日止まったのは、思考。

そこでルールをこう変えました。

「ゼロはOK。でも翌日は3分やる」

3分 × 300日 = 900分

900分 ÷ 3分 = 300回

回数は確保できる。

しかも3分なら心理的ハードルは低い。

結果、止まらなくなりました。

英語力が急に上がったわけではありません。

自己嫌悪の連鎖が切れただけ。

戻る技術は“感情”ではなく“設計”

できなかった日 = 1

翌日3分 = リセット

1日 × 1日で終わらせる。

これが戻るコツです。

0.27%の出来事を100%の人格評価にしない。

英語は才能よりも、回数。

でも回数の前に必要なのは、「増やさない技術」です。

できなかった日を、3日にしない。

3日を、1日に戻す。

それだけで年間100日以上の差が生まれます。

まとめ

英語が止まる原因は、能力でも、忙しさでもありません。

できなかった1日を人格の問題に変えてしまうこと。

事実は、1日。

それ以上に増やさない。

英語は、完璧な人が伸びるのではありません。

戻ってこれる人が伸びます。

今日は、もしできなかったとしても。

明日、何分なら戻れそうですか。

▼今回のポイント

  • 英語が止まるのは“できなかった日”ではない
  • 1日は年間0.27%にすぎない
  • 自己嫌悪がロスを3倍にする
  • 月3回の未実行が年間108日に膨らむ
  • 0か100かの設計は崩れやすい
  • ゼロはOK。ただし翌日3分
  • 1日を1日で終わらせる技術を持つ