「あー、やっと着いた…」
お盆休み、実家への帰省を終えて、新幹線のホームに降り立った瞬間、思わずため息をついた。
「いやぁ、まさかあんなに混んでるとは思わなかったな」
「席、取っておいて良かったね。通路に立ってる人、ぎゅうぎゅうだったもん」
隣で妻がそう言う。うん、本当にその通り。
新幹線に乗るまでにも一苦労。東京駅はまさに人、人、人。キャリーケースを引くのもやっとで、エスカレーターに乗り込むのも一苦労。
「まるで魚のえらの中にいるみたいだったね」
もしそんなことを言われたら、あなたは「どういうこと?」と首をかしげるかもしれません。
でも実はこれ、ネイティブが「ぎゅうぎゅう詰めだね」と言いたいときに使う、すごく面白い表現なんです。
今日は、そんなあなたの身近な「あるある」を、グッと面白くしてくれる英語のフレーズをご紹介します。
「ぎゅうぎゅう詰め」を意味する意外な英語フレーズ
今回のフレーズは、ずばりこれ。
packed to the gills
「え?魚のgills(エラ)?どういうこと?」
そう思いますよね。でも、これこそがこのフレーズの面白いところ。
gillsは魚の「えら」のこと。魚が餌をたくさん食べて、えらのところまでパンパンに詰まっている様子を想像してみてください。
もうこれ以上入らない!というくらい、最大限までぎっしり詰まっている状態。その様子を比喩的に「人や物でぎゅうぎゅう詰め」という意味で使うようになったんです。
満員電車に乗っているあなた、パンパンに詰まったスーツケースを見つめているあなた。その状況を、このフレーズひとつでユーモラスに表現できるんですよ。
シチュエーション別例文で使い方をマスターしよう!
このフレーズの使い方はとっても簡単。主語の後に「be動詞+packed to the gills」を置くだけ。
いくつかのシチュエーションで使い方を見てみましょう。
【人が多い場所で】
- The beach was packed to the gills with people enjoying their summer vacation. (ビーチは夏休みを楽しむ人々でぎゅうぎゅう詰めでした。)
- The concert hall was packed to the gills. We could barely move! (コンサートホールは満員だった。ほとんど身動きが取れなかったよ!)
【物がたくさんある場所で】
- My closet is packed to the gills with clothes I don’t wear anymore. (私のクローゼットは、もう着ない服でパンパンです。)
- I tried to fit one more souvenir, but my suitcase was already packed to the gills. (もう一つお土産を入れようとしたけど、スーツケースはもうすでにパンパンだった。)
どうですか?ただ「It’s crowded.」と言うよりも、ずっと情景が目に浮かびますよね。
英語学習が楽しくなる!「ストーリー」で覚えるメリット
「packed to the gills」のように、ただ単語を覚えるのではなく、その言葉が生まれた背景やストーリーと一緒に覚えるのは、英語学習においてとても効果的です。
なぜなら、
- 記憶に残りやすい: 語源や比喩を知ることで、単語がただの文字列ではなく、面白いエピソードとして脳にインプットされます。
- 感情と結びつく: 「あのお盆の満員電車だ!」という感情と一緒に覚えることで、いざという時にスッと口から出てきやすくなります。
- 会話が豊かになる: 「これは魚のえらから来てるんだよ」と、ちょっとした豆知識を添えることで、会話がさらに盛り上がります。
このフレーズを知っているか知らないかで、あなたの英会話はぐっとネイティブに近づくはずです。
今日から始めるベイビーステップ!
難しく考える必要はありません。まずは今日から、日常生活の中でこのフレーズを意識してみましょう。
- 満員のエレベーターに乗った時、心の中でそっとつぶやいてみる。
- 買い物をしてレジ袋がパンパンになった時、「Packed to the gills!」とつぶやいてみる。
もし周りに英語学習仲間がいれば、「お盆の帰省、packed to the gillsだったよー!」とぜひ話してみてください。
まとめ
- 今日のフレーズ:
packed to the gills - 意味: 「ぎゅうぎゅう詰めで、満員で、パンパンで」
- 語源: 魚の「えら」がパンパンに詰まっている様子から。
- 使い方: 場所や物が、人や物でいっぱいになっている状況で使える。
- 学習のコツ: ストーリーや背景と一緒に覚えることで、記憶に定着しやすい。
英語学習は、難解な文法を完璧にこなすことだけではありません。
今日ご紹介したような、ちょっとした「面白いフレーズ」を知るだけでも、あなたの世界はぐっと広がります。





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